アリとキリギリス、日本で語られている話は間違い!?
どうも、つっきーです。
みなさんご存知、イソップ物語のアリとキリギリスについてお話してみようと思います。
まずは、良く知っている日本の語り口。
アリは冬を越えるために毎日毎日働き通しです。それに引き換え、キリギリスはいつものんびり、歌を歌っています。しかし、そのうち秋が来て、冬が来るとキリギリスは何の用意もしていなかったため、お腹を空かせて凍えています。そして、キリギリスはアリに食べ物をもらいに行き、アリは一度は断りながらも、キリギリスを気の毒に思い食べ物を分け与えました。キリギリスはそれに感謝し、心を入れ替えて真面目に働くことに決めました。めでたしめでたし。
少し端折りましたが、蟻のように勤勉に生きることが大切です。といった教訓を語る物語です。合ってますか?
原作では、食べ物を分けてもらえずに飢えて凍え死んでしまうようです。子どもに読み聞かせる物語にしては少し過激なので改変したのでしょうか。
実はこの話には、別パターンがあり、全く違った教訓があります。
アリは冬を越えるためにせっせと働きます。道の途中で歌っているキリギリスに出くわし、食料を集めなくていいのかと尋ねます。キリギリスは、自分が冬を越えることができないものと分かっているので、それをせずに歌っていたのです。
それぞれ生き方は違い、また、違っていて良いものなのです。細く長く生きる人もいれば、太く短く生きる人もいて、それでいいんだというお話です。
どっちの生き方がいいとは言いません。しかし、私はキリギリスのように明るく生きていきたいなと思います。
今回はこの辺で。
ご覧いただきありがとうございました。