感じる温度で心理が変わる!?
おはようございます。つっきーです。
この猛暑の中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回ご紹介するのは、人の体が温度を感じることによって心理が変化するというお話です。
猛暑という点から話を進めますが、人は暑いとイライラしやすくなるということが統計的に明らかになっています。
ちなみに、投稿日が水曜日ということで、日曜日を休日とする人は、水曜日に人間関係のトラブルが起こりやすいという統計もあるようです。
ですので!
皆さんは、もしイライラしても、それは目の前の問題のせいだけではなく、気温と曜日のせいなのだと、いったん冷静になって考えてみるのがいいかもしれませんね。
さて、温度の話に戻りますが、人は接している温度によって目の前の人を判断してしまう傾向があるようです。
どういうことかと言うと、暖かい環境で会った人であれば、暖かいということから想起される、優しい、人情味のある人である、などと判断し、
寒い環境であれば、冷たい人、冷静な人などと判断されるようです。
にわかには信じがたいかもしれませんが、これは、2008年のエール大学の実験で明らかになっています。
実験の内容は、ある人物の資料を読み、性格を評価させるというもので、被験者は資料を読む直前に、アイスコーヒー又はホットコーヒーが入ったカップを持たされています。また、その資料には、「有能で、知性があり、腹が据わっていて、実務的な問題解決能力に長けており、勤勉で、慎重な人物」と記されています。
評価の方法は10項目で、そのうちの半分は温かい/冷たいを連想させる性質「やさしい/やさしくない」「おだやか/怒りっぽい」「社交的/非社交的」など、もう半分は、温かい/冷たいに関係がない「強い/弱い」「正直/不正直」などで尋ねられました。
結果は、ホットコーヒーを持った人たちは、その人物がやさしく、穏やかで、親切だと答えた割合が著しく多く、もう一方は、やさしくなく、怒りっぽくて利己的だと評価しました。そして、温かい/冷たいを連想させない性質に関しては違いが見られないという結果になりました。
さて、この知識を実践するにはどうしたらいいでしょう?
例えば、季節は違いますが、春、秋、冬の寒い日に、一緒にコーヒーやホットワインを飲みに行ったり、自動販売機でホットココアを買ってあげるなどでもいいですね。この季節であれば、冷房の効いている場所でという前提が付きますが、たこ焼きやたい焼きなど、温かい食べ物を一緒に食べるのもいいかもしれませんね。
じゃあ冷たいものをあげるのはダメ?と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはないです。
蒸し暑い時に冷たい飲みものをもらうと、単純にうれしいですよね!
物をあげるという観点で言うと、温かいものには、もらってうれしい+αがあると思っておくのがいいですね。
それでは、今回はこの辺で。